AIで作る画像・動画のチェックリスト(権利/表現/精度) 海外クラファンLPで“やらかさない”ための実務ガイド
2025/11/20

「AI画像でLP作れば安いし早い」は本当に安全?
海外クラファンの現場でも、
- 「撮影コストを抑えたいから、画像はAIで作ろう」
- 「プロトタイプが1台しかないので、CG+AI画像でごまかしたい」
という話が当たり前になってきました。
ただ、ここで怖いのが、
“それっぽく見える”けど、
法務・ガイドライン・ユーザーの期待とのズレが大きい
というパターンです。
- 権利的にグレーな画像を使ってしまう
- 誇大表現になって審査NG/炎上
- 実物と違いすぎてクレームの嵐
を避けるために、
**「AIで作る画像・動画専用のチェックリスト」**を用意しておくのがおすすめです。
この記事では、海外クラファンLPを想定して、
- 権利(著作権・商標・パブリシティ)
- 表現(誇張・NG表現・文化的センシティブ)
- 精度(実物とのギャップ・技術的な正しさ)
の3つの観点から、実務に使えるチェックリストをまとめます。
[[内部リンク候補: NG画像とOK画像:審査で落ちないビジュアル基準]]
[[内部リンク候補: プロトタイプ要件の誤解あるある:通すための証跡作り]]
まず決めておきたい「AI画像の位置づけ」
チェックリストの前に、チーム内で以下だけは決めておくとスムーズです。
- AI画像は「イメージ用」なのか「証拠写真の代わり」なのか
- イメージ用:背景・世界観・コンセプトの表現 → 比較的自由度高め
- 証拠用:プロトタイプや製品仕様を見せる → “盛りすぎNG”ゾーン
海外クラファンの場合、
- プロトタイプや実機は必ず写真・動画で見せる(非AI)
- AI画像は、主に
- 使用シーンイメージ
- 世界観
- 説明用イラスト
に限定する
くらいの線引きが安全です。
チェックリスト①:権利まわり(著作権/商標/人物)
A-1. プロンプトに“他人の固有名詞”を入れていないか
- 特定ブランド名
- 有名キャラクター
- 著名人の名前
などをプロンプトに入れると、
権利的にグレーな画像が出やすくなります。
☑︎ 人名・ブランド名・キャラクター名をプロンプトから排除しているか
A-2. 出力画像に「それっぽいロゴ・デザイン」が紛れ込んでいないか
AIは、学習データの影響で
- どこかで見たような靴のデザイン
- なんとなく某スマホっぽい形
- ロゴは変えているけど、色使いが完全に某社
といった**“ニアミス”**をつくりがちです。
☑︎ 有名ブランドを連想させるロゴ・パターンがないか
☑︎ 実在プロダクトのコピーに見えないか
A-3. 実在人物の写真を無断で「AI加工」していないか
- スタッフ写真
- 顧客の利用シーン
- モニターのビフォーアフター
などにAI加工をかける場合は、
☑︎ 使用許諾(同意)を得ているか
☑︎ 利用規約やプライバシーポリシーに反していないか[[要確認]]
はマストチェックです。
A-4. 利用しているAIツールの利用規約を確認したか
- 商用利用OKか
- クレジット表記が必要か
- 学習データ・生成物の権利帰属はどうなっているか
ツールごとにルールが違うため、
「有名だから大丈夫でしょ」は危険です。
☑︎ 利用中ツールの利用規約に目を通したか(最低限、商用利用・クレジットの項目)
チェックリスト②:表現まわり(誇張・NG表現・文化)
B-1. 実物以上の性能を連想させていないか
AI画像は、いい意味でも悪い意味でも“盛りがち”です。
- 実際よりも極端に薄い・軽そうに見える
- あり得ない角度・動きをしている
- バッテリー残量が永遠に減らないようなイメージ
などは、
☑︎ 「見た人が“現実の性能以上”を期待してしまわないか」
を第三者目線で確認しましょう。
B-2. 医療・健康・美容効果を強く連想させるビジュアルになっていないか
海外クラファンのガイドライン上、
- ダイエット
- 病気の治療
- アンチエイジング
などの効果を断定的に見せる表現は要注意ゾーンです。[[要確認]]
☑︎ ビフォーアフター写真風のAI画像を使っていないか
☑︎ 「治る/痩せる」などの強いメッセージとセットになっていないか
B-3. 差別的・暴力的な表現が紛れ込んでいないか
AIに任せっぱなしにすると、意図せず
- 人種・性別・年齢のステレオタイプ
- 特定の属性を貶めるような構図
- 過度な暴力表現・性的表現
が出てくることもあります。
☑︎ 登場人物の構成が偏っていないか
☑︎ コミカルに描いたつもりが、不快感を与える表現になっていないか
B-4. 文化的にNGなジェスチャー/色の組み合わせがないか
国・地域によって、
- タブーなジェスチャー
- 政治・宗教を連想させる色やマーク
があります。
☑︎ 独自のマークや旗が、特定の政治勢力や団体を連想させないか
☑︎ ローカルメンバー or 現地パートナーに一度見てもらったか
[[内部リンク候補: 台湾向けクリエイティブの要点:文化/比喩/色の使い方]]
チェックリスト③:精度まわり(リアリティ・技術)
C-1. 実物とサイズ感・形状がズレていないか
- AI画像だとスタイリッシュに見えるが、
実物はもっと厚みがある - ボタン・端子の位置が違う
- 手に持った時のサイズ感が不自然
こうしたズレは、実機を持っている人なら気付ける領域です。
☑︎ 開発メンバーがAI画像を見て「違和感がない」と言えるか
☑︎ 図面・実物写真と見比べて、大きな矛盾がないか
C-2. 「まだ存在しない機能」を描いていないか
- 実装予定だけど未定の機能を、完成品のように描く
- 構想段階のUIを、実装済みアプリのように見せる
これは、後からクレーム・返金につながる典型パターンです。
☑︎ 現時点で確実に実装できる機能だけをビジュアルに反映しているか
☑︎ 将来機能は「コンセプトイメージ」と明示しているか
C-3. 技術的に不可能な構造になっていないか
- ケーブルがどこにも繋がっていないのに発光している
- 放熱が必要なパーツが密閉されている
- 重量物を極端に細い部品が支えている
エンジニア目線だと一瞬で「無理」と分かる構図も、
デザイナーやマーケだけで見るとスルーされがちです。
☑︎ エンジニア/ハード担当が必ず最終チェックしているか
C-4. 動画の“スムーズすぎる動き”が逆にウソになっていないか
生成AI動画や合成動画は、
- 実機よりも動作が速く・スムーズに見えがち
- UIの反応が現実よりもキビキビしている
ことが多いです。
☑︎ 実際のプロトタイプ動画と見比べて、過剰に良く見せすぎていないか

実務で使える「AI画像・動画チェックフロー」
1. まずはチーム内で一次チェック
- 上のA〜Cのチェック項目をGoogleスプレッドシートなどに落とし込み
- 画像・動画ごとに
- チェック担当者
- 日付
- NGだった場合の修正メモ
を残す
2. 公開前に「第三者チェック」のステップを挟む
- プロジェクトメンバー以外(社内の別部署、外部パートナー)に見てもらう
- 「パッと見て違和感ある?」を率直に聞く
3. プラットフォーム審査目線での最終チェック
- Kickstarter/Indiegogo/zeczecそれぞれのガイドラインに照らして確認[[要確認]]
- 特に
- 医療・健康系
- 子ども向け
- 危険物を扱う商品
は慎重に。
[[内部リンク候補: Kickstarter審査 完全ガイド|落ちる理由と通すためのチェックポイント]]
弊社がご一緒できること:AIクリエイティブの「第三者レビュー」
AIは、海外クラファンの制作コストを大きく下げてくれます。
一方で、「盛りすぎ」「やりすぎ」のブレーキ役がいないと、リスクも増えます。
弊社では、海外クラファン支援の一環として
- AIで作成した画像・動画の権利/表現/精度チェック
- ガイドライン目線での赤入れ・修正提案
- プロトタイプ写真・実測値との整合性チェック
- 「どこまでAIを使い、どこから実写に切り替えるか」の設計相談
といった第三者レビューも行っています。
「社内でAI画像までは作ってみたけれど、
これで海外に出して本当に大丈夫か不安…」
という状況が、実は一番相談を頂きやすいタイミングです。
まとめ:AIは“加速装置”、安全運転のチェックリストは必須装備
- AI画像・動画は、海外クラファンLP制作を速く・安く・豊かにしてくれる
- その一方で、
- 権利
- 表現
- 精度
の3つの観点でチェックリスト&第三者レビューを挟まないと、トラブルの種にもなりうる
- 「どこまでがAIの仕事で、どこからが人間の責任か」をチームで線引きしておくことが大事
AIクリエイティブのチェックだけでも、まずは一度ご相談ください
- すでにAIで作ったLP画像・動画がある
- これからAIを本格的に使った海外クラファンを検討している
- 社内でチェックリストを整えたいが、どこから手を付けていいか分からない
という方には、
オンライン30〜45分の無料相談 をご用意しています。
- 実際の画像・動画を見ながら、
- 権利・表現・精度の観点での懸念点
- 修正の優先度
- プラットフォーム審査への影響
をその場でフィードバックいたします。
「AIをうまく使いながら、海外クラファンを安全に走らせたい」
と考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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