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海外卸販売とは?日本メーカーが米国・欧州の小売店に販路を広げる方法

2026/5/26

海外卸販売とは?日本メーカーが米国・欧州の小売店に販路を広げる方法

対象キーワード: 海外卸販売 / 海外卸販売 代行 / 米国卸販売 / 海外販路開拓 / 日本メーカー 海外販路開拓


結論:海外卸販売は、日本メーカーの「次の成長ルート」になっている

国内市場の縮小、越境ECの競争激化、海外展示会のコスト負担——これらの課題を抱えながら、「それでも海外に販路を作りたい」と考えている日本メーカーが急増しています。

その選択肢として、いま注目されているのが海外卸販売です。

一般消費者に直接売る越境ECとは異なり、海外の小売店・セレクトショップ・独立系ブティックを通じて販路を構築する海外卸販売は、継続的なBtoB取引として安定した収益基盤になります。展示会のように数百万円の初期投資も不要。英語が堪能でなくても始められる仕組みも整ってきました。

この記事では、海外卸販売の基本から、越境ECや海外展示会との違い、日本メーカーがつまずきやすいポイント、そして現実的な始め方まで、体系的に解説します。


海外卸販売とは

海外卸販売とは、日本メーカーが海外の小売店・セレクトショップ・バイヤーに直接商品を卸す販売形態です。

越境ECが一般消費者向け(BtoC)の販売であるのに対し、海外卸販売は海外の小売店を通じて継続的なBtoB販路を構築する点が最大の特徴です。一度取引関係が生まれると、リピート注文につながりやすく、長期的な販路として機能します。

海外卸販売の基本的な流れ

  1. ターゲットとなる国・小売店を選定する
  2. 卸価格・最低注文数量(MOQ)を設定する
  3. 英語の商品ページ・カタログを整備する
  4. バイヤーにアプローチ・商談する
  5. 受注・発送・代金回収を行う
  6. リピート注文・関係構築へ

越境ECとの違い

「越境EC(Shopify・Amazon・楽天グローバル等)をすでにやっている」という方が、海外卸販売に移行・併用を検討するケースは多くあります。両者の違いを整理しておきましょう。

比較項目

|越境EC(BtoC)

|海外卸販売(BtoB)

販売先

|一般消費者

|小売店・セレクトショップ

1回の注文規模

|小口(1〜数点)

|まとまった数量(MOQあり)

価格

|定価(上代)

|卸価格(上代の40〜50%前後)

集客負担

|広告・SNS等が必要

|バイヤーが能動的に探す

継続性

|単発購入が中心

|リピート注文になりやすい

ブランドの露出

|店頭には並ばない

|実店舗・セレクトショップに並ぶ

難易度

|物流・CS対応が必要

|英語交渉・卸条件設計が必要

越境ECは「売上を取りにいく」攻めの施策、海外卸販売は「継続的な販路を作る」仕組みづくりと捉えると、両立させることで相乗効果が生まれます。


海外展示会との違い

NY NOWやアメリカンメード、シカゴのギフトショーなど、海外展示会は従来型の卸販売開拓の主流でした。しかし、近年は費用対効果の観点から再考する日本メーカーが増えています。

比較項目

|海外展示会

|オンライン海外卸販売

初期費用

|100〜500万円(出展・渡航・設営)

|低コスト〜無料で開始可能

出会えるバイヤー数

|数日間・会場来場者に限定

|常時・世界中のバイヤーに露出

フォロー継続性

|展示会後の連絡が途切れがち

|プラットフォーム上で継続接点

英語力の要求

|対面交渉が必要

|テンプレ・ツール活用で対応可

効果の出方

|単発・波がある

|継続的に積み上がる

展示会が「点」の出会いだとすれば、オンライン海外卸販売は「面」での継続的な関係構築です。展示会に出たが継続的なバイヤー獲得に苦戦している、というご相談は非常に多く寄せられています。


海外卸販売のメリット

1. 継続的なBtoB取引が生まれる

一度取引開始した小売店は、売れ続ける限りリピート注文を出します。越境ECの単発購入と異なり、安定した収益基盤になります。

2. ブランドが実店舗に並ぶ

米国・欧州のセレクトショップや独立系ブティックに商品が陳列されることで、ブランド価値が向上します。「あのお店で取り扱われている」という信頼は、他のマーケティング活動にも波及します。

3. 初期投資を抑えられる

海外展示会のような大きな初期費用が不要です。オンラインのBtoB卸プラットフォームを活用すれば、低リスクで米国・欧州市場の反応を試せます。

4. 為替メリットを活かしやすい

円安の局面では、海外バイヤーにとって日本製品の仕入れコストが相対的に下がります。この時期に海外卸販売の基盤を作っておくことは、中長期の競争優位につながります。

5. クラファン・EC実績を営業材料にできる

MakuakeやKickstarterでの支援実績、国内ECでの売上データは、「この商品は売れる」という証明として海外バイヤーへの強力な営業材料になります。


海外卸販売のデメリット・注意点

メリットだけでなく、現実的な課題も把握しておきましょう。

1. 卸価格での粗利確保が必要

上代の40〜50%が卸価格の目安です。この価格でも利益が出る原価構造かどうか、事前に確認が必要です。

2. 英語でのコミュニケーション

バイヤーとのやりとりは基本的に英語です。テンプレートの整備やツールの活用で対応は可能ですが、準備が必要です。

3. 代金回収リスク

米国の小売取引では、Net30(30日後払い)などの後払い条件が一般的です。未払いリスクへの対策を考えておく必要があります。

4. 物流・輸出対応

国際発送、関税、輸入規制など、越境ならではの物流課題があります。特に食品・化粧品は規制確認が必須です。

5. 成果が出るまで時間がかかる

バイヤーとの信頼関係構築、初受注まで3〜6ヶ月のタームが一般的です。短期的な売上を求める施策とは性質が異なります。


自社商品が海外小売店に卸販売できるか、まず確認してみませんか?

SOMAでは、商品カテゴリ・価格帯・現在の販売実績をもとに、海外卸販売の可能性を無料でご相談しています。「何から始めればいいかわからない」という段階でも、具体的な次のステップをお伝えします。

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日本メーカーがつまずきやすい3つのポイント

実際に海外卸販売に挑戦したメーカーの多くが、以下のポイントで壁にぶつかります。

① 英語の商品ページが弱い

日本語資料を機械翻訳しただけのページでは、海外バイヤーに刺さりません。ブランドストーリー、商品の特長、卸条件を英語でわかりやすく伝える「英語卸ページ」が必要です。

② バイヤーへのアプローチ方法がわからない

「どのバイヤーにどうアプローチするか」の戦略がなければ、商品ページを作っても誰にも見てもらえません。ターゲット選定とアウトリーチの設計が重要です。

③ 卸条件の設計が甘い

MOQ(最低注文数量)、卸価格、返品ポリシー、支払い条件——これらを最初から適切に設計しておかないと、初回取引でトラブルが発生します。


米国・欧州小売店に卸す主な方法

日本メーカーが海外の小売店に商品を卸すルートは、大きく5つあります。

ルート

|特徴

|初期コスト

|難易度

① 海外展示会

|対面でのブランディング効果大

|高(100〜500万円)

|高

② 現地代理店

|現地ネットワーク活用

|中

|中〜高

③ 直接メール営業

|コスト最安

|低

|高(英語力・リスト構築)

④ LinkedIn営業

|BtoBバイヤーへのリーチ

|低〜中

|中

⑤ BtoB卸プラットフォーム(Faire等)

|常時露出・バイヤーが自発的に探す

|低〜無料

|低〜中

この中で近年、日本メーカーから特に注目を集めているのがBtoB卸プラットフォームの活用です。


Faireを活用した海外卸販売

Faire(フェア)とは、世界70万以上の小売店が登録するBtoB卸取引プラットフォームです。

北米最大の規模を持ち、米国・欧州の独立系ブティック・セレクトショップ・専門店が、自ら商品を探して発注する仕組みになっています。ブランド側にとっては「バイヤーが向こうからやってくる」展示会のようなプラットフォームです。

Faireの主な特徴

  • 出品・掲載は無料(売上が発生した際に手数料)
  • 70万以上の小売店が常時バイヤーとして登録
  • 代金回収保証オプションあり(未払いリスク軽減)
  • リピート注文率80%という高い継続性
  • 展示会に行かずとも、オンラインで卸取引が完結

Faireが日本メーカーに向いている理由

  1. 英語の交渉が最小限で済む(プラットフォーム上でのやりとりが中心)
  2. 低リスク・低コストで米国市場の反応を試せる
  3. 独自性・ストーリー性のある日本製品はバイヤーから注目されやすい
  4. Kickstarter・Makuakeの実績を掲載して信頼性を高められる

ただし、**Faireに登録するだけでは売れません。**英語商品ページの品質、価格設計、バイヤーへのアウトリーチ戦略——これらを正しく設計することで初めて成果につながります。


SOMAが支援できること

SOMAは、日本メーカーの海外卸販売をFaireを中心に一気通貫で支援しています。

支援フェーズ

|内容

戦略設計

|ターゲット市場・価格設計・MOQ設定のコンサルティング

アカウント立ち上げ

|英語ブランドページ作成・商品ページ最適化・カテゴリ設定

バイヤー開拓

|ターゲット小売店リストアップ・アウトリーチ・初商談サポート

受注・オペレーション

|受注管理・バイヤー対応テンプレート・物流体制設計

継続改善

|月次レポート・改善提案・リピート注文促進

SOMAの独自強みは、クラファン実績を海外営業に活かせる点です。

MakuakeやKickstarter・Indiegogo・zeczecでの支援実績を、海外バイヤーへの「需要証明」として営業材料化する——このストーリーを持っているのがSOMAの特徴です。「国内で売れた商品を、次は海外小売店へ」という流れを、一気通貫でサポートします。


向いている商品・向いていない商品

Faire・海外卸販売に向いている商品

  • ライフスタイル・ホームグッズ・インテリア雑貨
  • ファッション・アクセサリー・ジュエリー
  • コスメ・スキンケア(規制確認は必要)
  • 文具・紙製品・アート
  • 日本文化・職人技を感じさせるクラフト系商品
  • 独自のブランドストーリーを持つ商品
  • MakuakeやKickstarterで実証済みの商品

向いていない・注意が必要な商品

  • 食品・飲料(FDA規制・輸入許可の確認が必要)
  • 薬機法対象の商品
  • 卸価格で粗利が取れない低単価商品
  • サイズ・バリエーションが過多で在庫管理が困難な商品

よくある質問(FAQ)

Q. 英語が話せなくても海外卸販売はできますか?

A. 可能です。Faireのようなプラットフォームを活用すれば、バイヤーとのやりとりはテンプレートで対応でき、英語コンテンツの作成も代行サービスを利用できます。SOMAでは英語ページ作成・バイヤー対応文章の作成も支援しています。

Q. 越境ECと海外卸販売は同時にやっていいですか?

A. むしろ推奨します。越境ECで消費者の反応を取りながら、海外卸販売で小売店への継続的な販路を作る——この二軸で展開すると相乗効果が生まれます。

Q. 初受注までどのくらいかかりますか?

A. 準備状況にもよりますが、SOMAの支援のもとでは最短1〜3ヶ月での初受注獲得を目標にしています。英語コンテンツとサンプルが整っているほどスタートが早くなります。

Q. Makuakeで成功した商品はFaireでも売れますか?

A. 非常に相性が良いです。クラファンで「支援者がいる=需要が証明されている」という実績は、海外バイヤーへの説得力になります。SOMAではこの実績の活用を戦略に組み込んでいます。

Q. 費用はどのくらいかかりますか?

A. Faire自体への出品・掲載は無料です(売上が発生した際に手数料)。SOMAの支援サービスについては、ご状況に合わせてプランを提案しています。まずは無料相談でご確認ください。


まとめ:海外卸販売は「仕組みを作る」投資

海外卸販売は、展示会のような単発の出会いではなく、小売店との継続的な取引関係を積み上げていく「仕組みへの投資」です。

適切な準備と戦略があれば、英語力がなくても、大きな初期投資がなくても始められます。そして一度動き始めれば、リピート注文が積み上がり、米国・欧州での安定した販路になっていきます。

MakuakeやKickstarterで需要が証明されている商品なら、その実績をそのまま海外バイヤーへの営業材料にできます。「国内でやり切った、次は海外へ」というタイミングが、海外卸販売を始める最良の時期です。


自社商品の海外卸販売の可能性を、無料で確認してみませんか?

SOMAでは、商品カテゴリ・現在の販売状況・目標をヒアリングしたうえで、貴社に合った海外販路開拓の方向性を無料でご提案しています。Faire・海外バイヤー営業・英語コンテンツ整備まで、最適なルートを一緒に考えます。

Faireが合うかどうか、正直にお伝えします。費用・契約の義務は一切ありません。

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この記事はSOMA株式会社が執筆しました。SOMAはFaire・海外バイヤー営業・海外クラファン支援を通じ、日本メーカーの海外展開を支援しています。